事業分野は、都市・自然・歴史文化に分かれ、時々のニーズ・将来への展望・守谷市からの要望などにより、注力事業を決めています。
➀主な都市環境での事業
②主な自然環境での事業
③主な歴史文化分野の事業
④主なイベント関連事業
➄出版事業
➀主な都市環境での事業
◆TX開業前後守谷駅前での「守谷の顔づくり」
~平成17年(2005)8月24日のつくばエクスプレス開業前後に守谷市の顔としての駅前広
場の景観づくりを行いました。
◆市政施行10周年記念景観形成事業
~平成24年(2012)の記念事業のうち、実行委員会において、当会代表が「記念植樹」と「街角花壇」の実施の実行役を引き受けました。
モミノキ5本を記念植樹 |
守谷市街角花壇の認定
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◆「小便小僧街角コーナー」の設置
守谷市には、4箇所の大規模な緑地があります。 A:守谷城址・愛宕谷津周辺 B:稲戸井調節池周辺 C:立沢一帯 D:市役所周辺)で、それらを含めた守谷市の緑被率(Open Green Coverage Ration)は市域の約60%となっています。 比較として、直近のデータでは八王子市58.4%、宇都宮市67%、つくば市63.2%、流山市40.3%などとなっています。守谷市の住みよさを構成する「都市環境と自然環境の絶妙なバランス」を維持するためには、つくばエクスプレス開業前の62%から低下した緑被率を現在の60%辺りで安定化させるとともに、此処の緑のクラスターにおいてもきめ細かい保全策が必要です。 特に、比較的安定しているB,C.Dエリアに比べ、中心市街地に隣接したA緑地:守谷城址・愛宕谷津周辺の緑地保全は、守谷市の進める緑のまちづくりの行方に死活的な重要性があると考えられます。 私たちの「守谷野鳥のみち」プロジェクト」は、その核心となるエリアにあり、そのマネジメントは重要な使命を帯びていると認識されています。 |
「守谷野鳥のみち」プロジェクトについては、守谷市観光協会が、計画・整備・維持管理などを一貫して行っていますが、都合により、平成29年(2017)12月~平成31年(2019)3月までの湿地コース木道整備だけは例外的に傘下の特定活動目的任意団体:守谷野鳥のみち自然園(以下:自然園)が整備を担当し、以後の維持管理は守谷市観光協会が引き受けています。
このプロジェクトの活動範囲とコンテンツ量が大きいため、詳細は、「守谷野鳥のみち」の別項目で大筋を述べ、さらに、詳細については、自然園の公式ホームページ(https://moriyashizen-en.com)をご参照ください。
「範は歴史にあり」、「歴史とは現在と過去の対話である」、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言われます。未来を見通すには、過去に学ぶことから始め、その間の社会の動き、世界の枠組み、世の大きな変化を勘案して、未来を判断する謙虚な姿勢が必要と考えられます。
その意味で、守谷市観光協会では、目の前と将来の必要性に対処しつつ、同時に、関連する歴史の調査研究の道を迷わないように地道な努力を続け、その成果をまちづくりに活かせるように配意したいと考えます。
◆椎名家文書の収蔵と調査研究
江戸時代、現在の守谷市域には、地方行政を任された庄屋家があり、斎藤家(現在の本町地区)、 |
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◆守谷城址の環境整理・調査研究作業
守谷市本町地区の新興住宅地(ひがし野地区)のある北相馬台地の半島部先端に、三方を江戸時代初期まで内海だった湿原に囲まれたのが良く保存された守谷城址の城山部です。
当初の築城時期については、平将門ゆかりとも、鎌倉時代の平将門子孫とされる相馬氏築城とも伝えられますが、文書裏付けがなく不詳となっています。ただし、縄張りの2郭(妙見曲輪)には平将門が篤く帰依したと伝えられる妙見菩薩を祀る妙見社があり、それが千葉氏・相馬氏の居所には必ず見られることは事実です。源頼朝の挙兵に参陣した千葉常胤の次男師常が初代相馬氏ですが、当時守谷城とのつながりを示す証拠は見つかっていません。近隣各地でも推定による諸説があるようですが、戦国期の大永9年(1525)になって初めて守谷の相馬氏の存在が文書で裏付けられています。
守谷城が大きく展開したのは、相馬氏20代治胤が近隣の領土的野望に対抗して古河公方義氏に御座所として進上、古河公方を庇護する小田原北条氏4代目氏政直々の采配で大増改築された永禄11
年(15468)のことで、北条流築城術の粋を極める大堀切、桝形虎口や角馬出曲輪・船着場等に加え、平地部も拡張され8郭を擁する相馬要害と呼ばれ、多くの文書が市外各所で発見されています。
この守谷城は、天正18年(1590)、若き日の徳川家康の近習菅沼(のちに土岐)定政を初代とする守谷藩の詰城となり、以後土岐氏3代、4代堀田備中守正俊(のちの大老)、5代酒井河内守忠挙(前大老の嫡子)のあと天和元年(1681)に廃藩となり、廃城後も破却されることなく守谷古城として多くの武士・文人などが訪れています。
現在、東京近郊では最大の、遺構が良く保存された中世城郭と言われています。
守谷市では平成14年(2002)より守谷城址の平坦部を守谷城址公園として供用していますが、大堀切・土塁・曲輪などの城山部の環境整理やアクセス整備が遅れ、歴史探訪に適さない状態、不完全な史跡保存となっていました。
そこで、令和2年(2020)守谷市観光協会では、守谷市の協力のもとに、隣接の守谷野鳥のみちとの一体的な環境整理・史跡管理を実施することとしました。
目的は、環境・景観的に守谷野鳥のみちとの一体化は自然歩道の回遊性拡大になること、中心市街地(都市環境)と歴史環境(守谷城址)を自然歩道で結び守谷市の発展軸の一つに出来ること、「守谷市緑の基本計画」の重点緑化地区の中核アクセスルートとすることにありました。
これらの作業は、利用者視点での細かい現場対応を期して細かい全て当会メンバーの手づくりで実施されました。
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また、令和4年(2022)4月、守谷市市制施行20周年記念事業の一つとして、守谷市教育委員会の協力で、戦国末期に小田原北条氏の支配下で古河公方御座所として大増改築され、平地部が拡張され壮大な二元構想の中世城郭となったこと、この平地部は江戸時代に廃城後隠滅しているが、今の中心市街地の起源となり、住みよいまちづくりの原点であると説明、当時の守谷城の平時の姿をイラストで示し、さらに、現在地図と重ね合わせて位置関係を示し、一般の歴史理解度を深め、地域求心力をすため、
1・守谷城址正面口
2・守谷小学校前(大手門跡)
3・西口駅前広場
4・東口駅前広場
に次の大型案内板を設置しています。
小冊子『発見のまち 守谷』
~発行:守谷市観光協会 文:守谷市観光協会小冊子編纂委員会 絵:今野和代
~発行日:平成21年(2009)6月1日
~B5サイズ、重さ90g、オールカラー、全64頁
~意外に知らないことが多い「守谷市の良さを発見する」ため、寺社・歴史編、現在編の全50項 目につき市民ボランティア力作のイラスト付きで各項1頁で概説したもの
~楽しく守谷市のことが判ると、小学校の教材から大人の気楽な読み物に
~販価@¥500 郵送料¥370、在庫僅少
歴史小冊子『守谷市の寺社朱印状と寺社文書』
~発行:守谷市観光協会 編:守谷市観光協会
~発行日:平成24年(2012)9月1日
~A4サイズ、重さ90g、オールカラー、全30頁
~当会会員で歴史研究家川嶋建氏が、市内で所蔵されている古文書調査の一環として、市内全寺院で所蔵されている徳川家康から14代将軍家茂までの寺社朱印状11簡と、守谷市指定文化財である寺社文書6簡、および、旧関宿藩庄屋椎名家所蔵の年貢割付状1簡につき写真と解説、さらに、時代参考資料が掲載されている
~「史郷守谷」の実像を垣間見る労作
~販価@¥1,000 郵送料¥370、在庫僅少
自然調査書『守谷城址・野鳥の森周辺自然環境調査報告書』
~発行:守谷市観光協会 編:守谷市観光協会
~発行日:平成27年(2015)4月30日(改訂版)
~A4サイズ、重さ220g、オールカラー、全73頁
~当会が、守谷野鳥の森散策路(現守谷野鳥のみち林間コース)2.5kmに続き、鳥のみち(同湿地コース)1.5km 総延長4kmの周回型自然歩道を完成させたのを機に、一帯の自然環境につき市内外の自然観察・研究家の執筆を中心に植物・野鳥・昆虫・環境を写真入りで説明したもの、
~住みよいまちづくりの根幹である緑豊かな自然環境の理解に最適、図鑑としても使える
~販価@¥1,000 郵送料¥370
市史『市民のつくった守谷史』~あなたの知恵と努力が美しいもりやを守り、引っ張ってゆく~
~発行:守谷市観光協会 編著:守谷市観光協会
~発行日:平成28年(2016)10月15日
~A4サイズ、重さ540g、オールカラー、全192頁
~既に、昭和24年(1949)斎藤隆三著『改訂増補守谷志』『史郷守谷』、昭和30年(1955)守谷町史編さん委員会編『守谷町史』があるが、市民視点から守谷市の過去・現在を理解し未来を見通すため、地球の歴史から守谷の地理地質、文化、河川、近世・現在史、現在守谷の軌跡、交通、自然環境と景観、人口問題、街づくりの仕組み・市民の役割・今後などを網羅、市民の活動に必要な知識の総括を目指した
~全体にわたり守谷市の裏監修、河川について国土交通省関東地方整備局下館河川事務所、地理地質については国立研究開発法人産業技術総合研究所・地質標本館のご協力を頂いた
~販価@¥1,300 郵送料¥370
歴史書『守谷城と下総相馬氏』
~発行:守谷市(市制施行20周年記念事業) 監修:守谷市観光協会 著:川嶋建・石井国宏
~発行日:令和4年(2022)2月2日
~B5サイズ、重さ440g、オールカラー、全340頁
~中心市街地隣接大規模未利用緑地の自然歩道「守谷野鳥のみち」プロジェクトと立地・景観・環境が連携する守谷城址について、守谷市観光協会では令和2年以来曲輪・土塁等の徒長木・笹薮の伐採、史跡探索路の整備、案内板の設置などを実施したが、並行して、現・元会員の歴史研究家が守谷城が小田原北条氏の支配下で大増改築され最も輝いた時期の歴史の縦・横軸中心の調査研究、さらに、此処を本拠とした下総相馬氏についての研究の成果を総括したもの、守谷城の歴史の定本を期して取りまとめた
~いまの守谷市中心部の原点として、多くの理解を期待したもの
~販価@¥1,000 郵送料¥370
自然読本『こんなにすごい守谷の自然』
~発行:守谷市(市制施行20周年記念事業) 監修:守谷市観光協会 著;池田昇
~発行日:令和4年(2022)2月2日
~B5サイズ、重さ110g、オールカラー、全65頁
~当会会員であり守谷市きっての野鳥観察化である著者が、市街地に近い全国各地の自然環境に 比べて「こんなにすごい」守谷市の自然環境への想いを籠め、棲息する野鳥類や動植物の特徴をエピソードを交えて総括し、緑豊かな自然環境の保全と増進を訴えた力作。併せ、守谷市観光協会から、守谷市の自然環境の概説と守谷野鳥のみちプロジェクトの足取りと利用の注意事項を添えたもの
~販価@¥500 郵送料¥370
当会では、守谷市のPR、当会活動情報の提供などを目的として、前記平成17年(2005)8月つくばエクスプレス開業前夜の「守谷ランターンフェスティバル」の開催を初め、市内外のイベントに積極的に参加しています。