名門相馬氏の居城 北条流築城術の粋が随処に見られる土の城 

守谷城址

 守谷城は鎌倉時代から戦国時代まで平将門の直系子孫を称した相馬氏の居城でした。戦国時代末期に公方足利義氏に城を進上して、北条氏政により公方御座所に相応し要害堅固で格式の高い城に増改築されました。

 江戸時代初期に廃城となりましたが、平将門城として人気が高まり多くの文人たちが守谷城址を訪れてきました。その後永らく忘れられ放置されてきましたので当時の防御施設などの遺構がよく残っています。北条流築城術の粋を極めた深い堀切・桝形虎口・馬出・土橋・引橋など土の城として興味は尽きません。

 令和2年に守谷市観光協会と市民ボランティアにより灌木や藪を伐採し道を補修しました。また各遺構には防衛機能を想定したイラストと分かり易い説明パネルを設置し、楽しく学べるよう整備しました。
このサイトは相馬氏の歴史について学び、また出版案内・守谷駅前の整備などを紹介しています。